11月20日から京都造形芸術大学で開催中の展覧会「ルワンダ ジェノサイドから生まれて」
が、今週末までとなりました。
先々週月曜の集会でも西先生が紹介されていた展覧会です。
「1994年、中央アフリカの小国ルワンダで起こったジェノサイド(集団殺害)。
100日間で少なくとも80万人の人々が隣人によって殺されました。
その際、大勢の女性が「武器」として性的暴力を受け、
その結果およそ2万人の子供たちが生まれたという事実は今なおほとんど知られていません。
母親たちの多くは、深刻な肉体的・精神的トラウマを抱えながら、社会的に孤立した状態で
子供を育てており、その半数以上はHIV/エイズにかかっているとも言われています。」(一部抜粋)
展覧会は、こうした境遇の女性たちのインタビューと共に、母子の写真が展示されています。
そして、今週17日(金)に京都精華大学にて映画「ANPO」の上映とともに
監督のリンダ・ホーグランド氏、出演者でもある写真家の石内都氏、美術作家やなぎみわ氏を招いての
シンポジウムが開催されます。
「ANPO」とは安保。1951年日米間で交わされた安全保障条約のこと。
当時の日本をアーティストがどのように表現したのか、その証言と作品を通して日米の関係を問い直す
ドキュメンタリーです。
両企画ともに、アーティストにとって芸術がなにか、
アートの社会的有用性とはなにか、を考える機会になることと思います。
学生は入場無料、一般1200円です。
学生だけでなく、学外からもぜひご参加ください。
2010/12/17(金) 上映/17:00~ シンポジウム/18:30~
会場:京都精華大学明窓館201
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