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立体造形ブログ

京都精華大学立体造形研究室のブログです。

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第3回 ワークショップ

 こんにちは。大学院2回生のナミキです。


今回は6月24日に行われました、高校生対象のワークショップについてご報告致します。

このワークショップも今年に入って3回目です。

内容は 鉄でランプシェードをつくる もうお馴染みとなりましたね。


まずは先生方の簡単なレクチャーがおこなわれ、そして先生方、私たち学生スタッフが
つくったランプシェードを見ながら、鉄でどんなことができるのかを確認します。


参考のランプシェードを目の前にすると、きっといろんなアイデアが浮かんできますね。




レクチャーを終えると、つなぎ着替えて鉄工室へ!!



作業に入る前に、

それぞれのランプシェードのイメージ図を紙に描き、
先生、学生スタッフとどのように作るかを相談します。

 高校生の生徒さんが描いたイメージ図に内田先生がアドバイス。
鉄を熟知している先生、学生スタッフと作り方の手順も確認していきます。

ここでも、(まだイメージ図ですが)いろんなランプシェードに出会えて面白いんですよ!!


イメージが固まったら、早速作業に入ります。


ここからはイメージを立体に起こして行く作業。
鉄は他の素材に比べ、切ったり繋げたり曲げたり…
といったことが比較的簡単にできるわけですが、

それでもなかなか思いどおりにはいかないものです。
 様々な道具を駆使して、どれだけ素材と向き合えるかが重要になってきますね。

さぁ、がんばって!!!



こちらは鉄を切断中。
この機械は曲線を切る事ができるので、彼女はパーツに分けた花びらの形を切っています。

 
初めてにも関わらず、慣れた手つき。素晴らしい!!

 


続いて、こちらは溶接に挑戦中!

 
学生スタッフに教えてもらいながら、鉄と鉄を繋げます。

 

これは立体造形コースでないとできない体験ですよ!!!


慣れてきたら、一人でだってできるんです。 

 

溶接の光の中で、一生懸命作業に取り組む姿は輝いていますね。



こちらも火花がとんでいますが、こちらは鉄を溶かして切っているところ。

 
真剣です。



そして、このように切った鉄を叩いて曲げます。


簡単そうに見えますが、何といっても鉄は硬い!
力もいる上に、コツをつかむまではとても難しい作業なのです。
ハンマーを叩く位置で、曲がる方向、角度も変わるので、力だけでなく頭も使います。


こちらでは完成間近だった作品を、さらに西先生と相談しています。

かわいい家の形のランプシェードを、

西先生と生徒さん、学生スタッフで、
「どうすればかわいくなくなるんだろう…」
といいながら、かわいくなくなるように目指していました。

せっかく作るのだから、生徒さん自身が納得のいくランプシェードを作ってほしい!!
・・・そんな思いから、先生、学生スタッフも最後まで真剣にサポートします。

その結果、銅線を使用することに…
  
藁葺き屋根?…でしょうか??
完成が楽しみです。

みんな作業時間を目一杯使って、完成を目指します。



そして・・・

完成した ランプシェード が こちら!!

テーブルに映った影(写真右下)がとても綺麗ですね。


モチーフはあのエヴァンゲリオンのラミエル?鋭い光線がでてますね。


かわいいアニマルシリーズ
 

どちらも鉄心を用いた作品。同じ鉄心でも使い方一つで違う表現が可能です。


気になる家は…
このように完成致しました!
夜に家から灯が漏れている・・・ そんな光景が浮かんできます。


これは、光るバナナ!?
バナナの皮がランプシェードになるなんて、ユーモアたっぷりですね。
これは一枚の鉄板を曲げているんですよ。


他にも、羽の生えた天使のランプシェード、筒状のもの、
サッカーボールのようなもの、綺麗な格子状のもの、小さな鳥かごのようなもの
といった個性豊かなランプシェードが今回のワークショップで生まれました。
それも、どれも力作ばかりです!!

どれも素敵なランプシェードなのですが、写真が上手く撮影できなかった為に、
全てご紹介することができなくて、申し訳ありません…


今回は作業時間がかなり短く、完成した後の合評の時間がとれませんでした。

 制作してみてどのようなことを感じたのか
 どのような思いでこのランプシェードをつくったのか

などなど、生徒さんに聞きたいことは山ほどあったのですが、
お話を聞くことが出来なかったのが少し心残りです。


ですが、
今回のワークショップで、(どんなことでも構いません)
高校生の皆さんに何かひとつでも心に残るもの、得るものがあったのなら…

私たちも、大成功だと思っています。



最後になりましたが、今回ワークショップに参加して下さった高校生の皆さん、
本当にありがとうございました。
そして、お疲れさまでした。

今回、この立体造形コースのワークショップに来てくださったこと、
そして何より、皆さんが自分なりに鉄と向き合い、
最後まで一生懸命作業をしてくださったことを、大変嬉しく思います。

この経験が、いつか皆さんにとって、
何かしらの形で実を結ぶことができたなら、私たちも嬉しい限りです。

また、いつでも立体造形に遊びに来てくださいね。


ありがとうございました!!





ナミキ 










 





 

 

 









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