服部です。
前回は鎌田先生との対談形式でしたが、本日は私が書かせて頂きます。
昨日、今日の二日間で三回生の合評が行われました。
今回のテーマは「熱」です。
様々な感覚でテーマを捉え、個性色の強い表現をしていたと思います。
どのような作品が出現したか詳細をお伝えしたいところではありますが、
私の勝手をお許し頂きまして、合評についていつも感じていた事を書か
せて頂きます。
「つくる」こと、「言葉にする」こと。
そして、「聞く」こと。
なぜ 我々はつくるのか。
みんなで 考え
みんなで 考える。
この時間と空間は二度と戻っては来ない。
自分とは・・・。
人との違い、共通項。
様々に探り探られ発見する事にもっと挑戦して欲しい。
-緊張の瞬間-
「合評」は皆でつくるもの
服部正志
こんにちは!
アシスタントの藤川です!
今日は朝から晴!
気持ちの良い1日ですね~。
花粉症の私は稲花粉にやられてしんどいですが…。
さてさて、今日は3年生の授業風景をご紹介しましょう!
(ちょっと長いですがお付き合いください。)
3年生の授業は、1年生から2年生までの間に触った素材を使い自由に制作を行っていきます。
といっても、突然自由に作るというわけではなく最初は、先生方が提案するテーマに従って制作し、1年かけて自分の制作テーマを探っていくのです。
また、3年生だけ少し変わっているのが、立体造形コースの専任教員が授業を受け持つのではなく、非常勤の外部の先生方が学生と関わっていくところでしょうか。
で、今年の3年生の授業の1発めのテーマは…
「熱」
です!!
「熱」から発せられるイメージをそれぞれの解釈で3週間かけて先生たちと相談したりしながら、
作品に落とし込んでいきます。
では、どんな作品を制作中なのか覗いてみましょう!
《ミクストメディアスタジオ1》では…
おもに木彫を中心とした人たちが作業中。
ピースしている彼は胎児をほる彫っているようです。
作品については恥ずかしいのか教えてくれませんでした。。
最終的には胎児が浮き上がって見えるようにするそうです。
その横では、火山を彫っておりました。
火山というスケールの大きなものをどう表現するのか悩み中なのだとか。
《ミクストメディアスタジオ2》では…
ここでは、いろんな素材で作品をつくる人たちが集まって作業をしています。
彼は石膏粘土をコネコネ何やら人形を作っておりました。
手元拡大↓
何つくってるの~?
と聞いたら、
「熱」をテーマにした舞台装置の模型を作っているのだそう。
「熱」といっても解釈は人それぞれですね~。
隣では枯木又プロジェクトの準備中。
笑顔の可愛い二人です。
その横ではロウ溶かす3年生。
今はまだ実験中らしい…。
熱→溶ける→ロウときているみたいです。
今は指の形を型取ろうと実験中。
湯煎でロウを溶かしているのは、環境に配慮のためらしい。
ロウを直接火にかけると人体に悪影響なのだとか!
《そのころ外では…》
焦げる匂いがすると思ったら…。
ひたすら丸太を燃やしておりました。
なんでも炎の「熱」を使って作られる無意識の形と、
バーナーも炎で浴びせられて作られる意図的な丸太のかたちを探っているんだとか。
↑は無意識のかたち。
こちらは↑はまだ制作中ですが意図的なかたちの方。
合評は29日。
どんな作品が飛び出すのやら。。
楽しみです。
進級展の情報はこちらです↓
2009/1/27(火) - 2/1(日)
時間 10:00-18:00 *最終日 17:00まで
会場 室町アートコートギャラリー
〒600-8491 京都市下京区四条室町鶏鉾町 池坊短期大学内
http://www.ikenobo-c.ac.jp/muromachi/ike_muromachi.htm
|