いよいよ本日。
鉄、合評の日です。
昨年までの鉄の実習テーマは「昆虫」。
新たに
今年は2回生みんなで話し合って決めたテーマ「うつわ」。
自分たちで考えたテーマだけあってか、
作品と向き合う真剣な姿が見られました。
↓発想の源は「水面」
↓「人が1日の終わりに入るうつわ。家。」
↓本人曰く、人と関わりのあるものが作りたかったといいます。
↓ドア。
↓裏側を見ると、新聞受けと床に落ちた新聞が。
↓人の存在を感じます。
↓作品を設置する場所も作品の一部です。
↓山の中。木の根元。光。
↓「仲の良い友人とピクニックに行った時の楽しい時間、
↓自分が取りこぼしてしまいそうな大切な想いを入れたい」
↓という空っぽのギターケース。
気持ちは細部に宿ります。
↓受け取るものとしてのうつわ。
↓花束。
↓しっとりと湿った苔の上に置かれた作品。
↓「嬉しいときも悲しいときも入る、大事な空間であるベッド。」
↓20㎝ほどの小ささが、よけいにその存在の強さを際立たせます。
↓鉄という金属の冷たさよりも、「人の温もりを感じる」という意見が出ました。
↓なんとUSBが付いたゴミ箱。
↓「実際に自分で捨てないと捨てたことにならないゴミ箱。」
↓パソコン画面上の、想定された「ゴミ箱」とのギャップが面白い!
↓クジラ。
↓「打ち上げられてるクジラなんて見てられないよ。」
↓とは西先生の一言。
↓仮面。
↓大きな灰皿。
みんな、作品を前にして自分の思いを伝えようと、
一生懸命話します。
「見る側に想像の余地を残しておいてほしい。」と先生。
1から10まで全て伝えようと思うよりも、
自分の言葉では伝えきれない1を作る。
その思いを受け入れるための
「うつわ」。
改めて面白いテーマだったなーと思います。
みんな懸命に作ったので
合評が終わったときは先生たちもへとへとでした。
明日からまたがんばりましょう~◎
ツジタ
1回生、「自刻像」づくりのつづきをのぞきに行くと・・
粘土で作っていた頭の型ができていました。
ちょっと不気味・・。
↑
↑これは・・・・・
↑時間をさかのぼると
↓
↓
粘土の頭に石膏を塗って乾かして・・
むむ っと力んで
パカっと外すと、型が出来上がるんですね。
最近、使われるようになったこの青い液体は
新しい離型剤。
樹脂作業は
素早さが要ります。
先生も一緒に。
樹脂作業に欠かせないマスク
↓ちょっと番外編↓
樹脂作業を効率的に進めるために
作家は独自の工夫をしています。
この教室でもその一端が見えます。
↑発注:森先生 「オレの発注が良かった。」
制作:鎌田先生 「オレのセンスがいい。」
という、どうでもいいやりとりは抜きにして
便利です。
↑樹脂専用ボウルではなく紙コップを使うことで
ボウルを拭き取るシンナーを使わず、しかも乾燥を待たずに使えます。
これは 今村源先生の案。
↑缶の中に樹脂をすくうためのお玉が沈まない工夫。
お玉にフックがついてる!
↑極めつけはコレ。
卒業生の若林くんが制作。
20kgの一斗缶を傾けるのは毎回大変なんですねー。
ツジタ