お久しぶりです。
2回生のイノウエです。
前にブログに掲載されていた通り、我々2回生は現在、陶芸コースに留学中。
“
過剰装飾のうつわ”という課題に取り組んでいます。
今回は、七日に行われた
窯入れの様子をお伝えしたいと思います。
通常、陶芸では二度の窯入れが行われます。
始めは乾燥させた粘土を窯に入れる、
素焼き。
二度目は素焼きをして釉薬をかけたものを窯に入れる、
本焼き。
七日に行ったのは
素焼きになります。
乾燥室にて充分に乾燥させた作品たちを窯場へと運び…
大きな箱状の電気窯へと入れていきます。
窯の底が深いため、なかに入っての作業も。
すっぽり入ってます。
まだ数人はいっても大丈夫そうですね。
中を覗いてみると…
すでにいくつかの作品がところ狭しと並べてありました。
口が大きく開いた作品の中には、制作の合間につくった様々な小物たちが…
一緒に焼いていきます。
小物たちは二回生だけでなく、四回生も遊びにきては作っていきました。
お皿、湯のみ、ティーポット、謎のちっこいものたち…沢山あります。
遊び心満載♪
全てを窯に入れてしまう前に、焼く前の作品がどのような感じなのかちらっと覗いてみましょう。
まずはこちらっ
たまごのような球体の作品ですね。
こ、細かい…!!
この作品の作者のあめちゃんは、授業中、土日、いつみてもひたすらこの半立体的な文様を彫りこんでおりました。
この文様は作品の全面に彫られていて、写真には写っていませんがこれを乗せる台座にも文様があるのです。
手が込んでるなぁ〜。
ちなみにこの写真左奥に写っているのは、留学生の作品。
立体造形に留学してきている学生たちも、陶芸を体験です。
と、窯入れ中に
Accident発生!
写真に写っているこの作品、なんと大きすぎて窯からはみ出してしまったのです。
このままでは蓋が閉められない!
「上のほうノコギリで切ろうか。」という冗談を言ったのは、
窯入れの指導をして下さったアシスタントのジョウジさん。
まさか本当に切るはずもなく、ジョウジさんによって試行錯誤の後にちゃんと窯に収められました。
大きな作品は窯入れも大変ですが、それだけ見応えもあります。
焼けた状態を見るのが楽しみです。
つづきましてこちら…
表面に沢山のきのこ達が生えている作品。
もさもさもさぁーっと生えまくっています。
みんなのあいだではジブリっぽいとの評判です。
この装飾にはきちんとしたコンセプトがあるそうなのですが、
それはまた完成した際にご紹介できればと思います。
このちっさなきのこたちがちゃんと焼けてくれるのか…
どきどきわくわくの窯開きは、来週です。
↓↓ 今回のおまけ
SHOT!
窯場全体の写真を撮ろうとしていたら、通りがかりに
ちゃっかりピースのジョウジさん。
片足だけズボンが捲られているのが気になります。
ちなみに、後方に写っている白い蓋の大きな箱ふたつが、今回使用する窯です。
イノウエ ジュリ
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