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立体造形ブログ

京都精華大学立体造形研究室のブログです。

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2年生の授業風景・木彫②

こんにちは、再び藤川です。
2年生は現在、木彫の素材実習です。
テーマは、

「野菜・果実」

楠で野菜と果実を彫っています。
現在はノミの使い方のレクチャーも終わり個々に集中して作業を続行中。




こーんなでかい楠をノミで彫ります!
樹齢何年なんだろうといつも思う…。




チェーンソーで欲しい大きさまでカットした後、



さらに切り込みをいれて、いらない部分をそぎ落としていきます。
切り込みは木の筋を切っていくような感じで入れていきます。






教室ではカンコンカンコンよい音と楠のいいにおいでいっぱい。




自分の彫りやすいようにまたがったりして…工夫します。




こっちではごろんとでかいエンドウ豆(?)。
下の方に写っているのが私の足なので、かなりでかい!
完成したら見ごたえのあるものになりそう。



こちらがピーマンをカットしたかたちだそう。
かたちが見えてくると彫るのも楽しいものです。



作者とハイ、チーズ。



完成予定のデッサンをみながら作業を進める彼女。



完成予想図には細かい指示がたくさん。
なんていう野菜かは忘れました…。ごめんなさい。




作業スペースにも性格がでます。




爆睡したいときだってあるさ。
体が壊れない程度にがんばって。



藤川怜子



 

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2年生の授業風景・木彫「それぞれの彫り方」

こんにちわ。

助手の鎌田です。


鉄の課題が終わり、木彫が始まりました。

学生は丸太から、自分の作品に必要な分だけ
チェーンソーで切り出して、後はノミで彫って制作します。

その光景を見ていて、おもしろい傾向に気づいたのですが、
男子はチェーンソーで切り出したらすぐに、ノミでの作業にかかります。

 





一方、女子は、すぐにノミ彫りにうつらずに小型のチェーンソーで、
できるだけ、形を整える作業をします。




これは、全ての男女に当てはまる訳じゃないですし、
どちらが正しいと言う話でもないです。

ただそこに、本能的な思考の差を感じました。

男子は真っ向から素材と向き合って何とか制しようとする、
女子は効率よく素材と向き合い、制するというよりは完成
を目指す。

きっとこれは、作品をつくる課程での根本的な違いなので、
その差を意識して制作することは男女共に必要だと感じました。


2年生の授業風景・鉄⑤・合評レポート

こんにちは!
アシスタントの藤川です。
先週末、枯木又プロジェクトの研修旅行で新潟に出向き昨日帰還したばかりです。
なぜか筋肉痛です。
学生との年齢差を感じる今日この頃…。
彼らは今日も元気いっぱいです。


さて、2年生の合評が先週行われました。
合評の風景は服部先生がお届けしましたが、今日は学生がどんな作品を作ったのか写真中心でご紹介したいと思います。






こちらは蜘蛛。
糸を伸ばしてヒュッと、降りてくる感じがよくでてます。





こちら拡大版。




こちらダンゴ虫。
今にも動きだしそう。




セミの抜け殻。





なんと1枚板から作りだしというから驚き!
彼はクラスの中でも1番、2番を争うがんばり屋さんです。





メスを求めるオスの群衆らしい。
なんかリアルでちょっと怖い感じも。





こちらはナナフシ。
細長い脚で、こちらを襲ってきそうな迫力感があります。





こちらはセミの抜け殻からでてきた瞬間。
生まれたばかりのちょっと透明感のある感じをうまく表現できました。


 おもて。 うら。

こちらはチョウ。
魚に寄生するうおじらみという虫らしいです。
作者と一緒に記念写真。


2年生は今日から木彫です。
次はどんな作品が飛び出すのやら。
またまたレポートしいと思います。
ではー!

2年生の授業風景・鉄④・合評

皆さんお元気ですか。

服部です。

本日は2回生材料実習、「鉄」の合評日でした。



テーマ:昆虫

(テーマ:昆虫)⇔(私)⇔(素材:鉄)

私をしっかりと考えること。
私をしっかりと知ること。

どんな昆虫を選ぶか、鉄との相性など組み合わせは無限である。

合評のその日まで

無限の中からしぼってゆく作業

悩む
発見する
工夫する
遊ぶ
落ち込む
立ち直る
期日せまる
不安になる

やった事が結果に全て現れるとは限らない
でもやらないと結果感じることはできない

合評

気持ちよく終わる
悔しさ噛み締める
なんとなく終わる

人によって様々である

まず大切な事はその時、その場で緊張の中に皆がいること。
エネルギーを生み出すこと。

発すること。


私は今日、様々に心揺さぶられ
触り
笑い
悩み

言葉を発した

伝わって欲しい
打破して欲しい

                 ○服部正志○

2年生の授業風景・鉄③・制作

助手の鎌田です。

今回は私が書かせてもらいます。


私の仕事は主に工房の管理になるので、学生が
制作する姿を見る機会に恵まれています。
現在は、2回生が鉄の課題で鉄工房を使用しています。





そこで、学生から感じるのは、ものをつくることへの純粋な楽しさです。
手をうごかして、ものをつくる。
単純な事ですが、この喜びを知ってる者だからこそ、今この場
にいるのだと思います。





今は、課題の制作で作品をつくってるわけですが、
自分の作品をつくるときになっても、つくること
への純粋な楽しさを感じれる者、だということを
自覚して、忘れないで欲しいと感じました。



 

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