忍者ブログ

立体造形ブログ

京都精華大学立体造形研究室のブログです。

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

北川フラム、到来。

ども、髪をバッサリ切って首元が寒いアッシー、フジカワです。
さてさて、来る10月11日、アートフロントギャラリー主宰北川フラム氏が我が京都精華大学に講演に来られましたー!
遅くなりましたが、その模様を今回はご報告しちゃいます。





今年から京都精華大学の客員教授となられた北川フラム先生。
前期のパブリックアートの講演に続き、今回は2000年から新潟で開催されている越後妻有アートトリエンナーレについてお話してくださいました。

フラム氏「「大地の芸術祭」と名づけられたこの越後妻有トリエンナーレは、大地と地域住民とアーティストとの協働において成り立ってきました。
「協働」という言葉がまだ浸透していなかった当時、この言葉を不動のものにしたのがこの大地の芸術祭だったかもしれない。」

という北川先生の言葉から講演会はスタートし、芸術祭のコンセプト立ち上げのお話、芸術祭開催までの行政への働きかけのプロセスや、最初はあまり芸術祭について乗り気ではなかった地域住民たちをどのように説得し開催までつなげていったのか…などなど。
学生にとってはとても興味深いお話ばかりだったのではないでしょうか。

なかでも、一番印象的だったのが芸術祭の開催されることに対してかなり難色を示していた地域住民たちがトリエンナーレが始まるころにはアーティストと一丸となり芸術祭を完成させたということでした。





フラム氏「アートには本当に不思議な力があるなと思います。一人で作品を作っていたアーティストを知らぬまに地域に住むお年寄りや住民たちが取り囲んで、作品をつくっているんですよ。今となっては、アーティスト以上に地域住民たちの協力がなければこの芸術祭は成り立たなくなってしまいました。結果として、芸術祭を行うことによって過疎地域であったこの場所に多くの人が訪れるようになり大きな経済効果が生まれたのです。」

その後、質疑応答があった後、越後妻有トリエンナーレの参加者である西雅秋先生や非常勤講師の古郡弘先生の体験談など語って頂き、講演会は終了となったのでした。




質疑応答の風景。



体験談を語る西先生。



体験談を語る古郡先生。




フラム先生、どうもありがとうございました!
次回は、4年生のマケット展様子をご紹介~。
では。
PR

Comment

お名前
タイトル
E-MAIL
URL
コメント
パスワード

Trackback

この記事にトラックバックする

Copyright © 立体造形ブログ : All rights reserved

TemplateDesign by KARMA7

忍者ブログ [PR]