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立体造形ブログ

京都精華大学立体造形研究室のブログです。

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大そうじ

こんんちは!アシスタントの藤川です。
今日は学期末の大そうじの日。

1年間のゴミがたくさんたくさん出ました。
4年生は巣立って行く前の、他の学年は新学期に向けて2日間かけて
工房をみんなでキレイにしました。

ゴミはこんなにたくさん!!↓



↑作業中の彼ら…ポーズとってもらいました!
明日はいよいよ卒業式!
 

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ワークショップin春休み

はじめまして。立体一回生のイノウエです。
だいぶ遅くなりましたが、2月13日に高校生を対象としたワークショップが行われたので、その模様をお知らせしたいと思います。

今回のワークショップの内容は、“鉄でランプシェードをつくる”です。
先生や先輩方に教えてもらい、様々な機械を駆使してランプシェード作りに挑みます。

まずは、道具の使い方などを先生方がレクチャー。
素材が素材だけにごつい機械ばかりです。
始めて見たひとがほとんどではないでしょうか。


こちらでは服部先生が溶接の説明中。
専門の学科でないかぎりはなかなか体験できない内容ですね。
皆さん真剣に話を聞いてます。
さすが小学校の先生というべきか、服部先生の説明がとても上手かったことが印象的です。




次にランプシェードのデザインをイメージ。
大きさはどのくらいか、どんな風につくるのか、先生や先輩と相談しながら決めていきます。



内田先生も真剣にアドバイス。
 


わからないことは積極的に質問していく高校生。
やる気満々ですね。



こちらクロッキーの一枚。
・・・・・イカ・シェード・・・・・?
可愛いな。




続きまして製作に突入。
平面に描いたデザインを立体に作り起こします。
目指す形に向けて様々な道具を使っていくのですが、これがなかなか難しい。
慣れないと思うようにできなかったりします。


湾曲させた薄い鉄をグラインダーで整形中。
ギュイーン。



鉄工室が人で溢れかえっている最中、ひとりはずれで黙々と作業をする子を発見。
陽の光とオレンジのツナギが栄えますね。



製作途中の作品と、色々と模索した様子の作業台。
ああでもないこうでもないとチャレンジを繰り返す姿が浮かびます。



製作を進めていく高校生達とアドバイスを入れつつ見守る先生達。
雰囲気にも少しづつ慣れていったのか、製作する様子もさまになってきました。
いったいどんな作品が完成するのか・・・・・!
わくわくしますね。

「左側から撮って!」と写真うつりにこだわりをお持ちの服部先生。
高校生と真剣に向き合う姿はどこから見ても格好良かったですよ。


 

「お腹で曲がる・・・!」
遊びながら素材と触れ合う高校生。
楽しそうです。





そして、一日かけて完・成!
個性的で多種多様なランプシェードができあがりました。
ひとつひとつに電球を取り付けて、点灯式を行います。


沢山のランプシェードを一堂に並べて、最後に合評を行いました。



これだけの数が集まると壮観。
どれも複雑な形をしているので、木目の作業台に映る影がまた面白く、とても綺麗でした。




数ある作品の中からちょこっとだけPick up.


細長く尖がった一片一片に緩く包まれたデザイン。
どこか蕾のような木の実のような、はたまた空気の流れのような。
放射状に広がる光もきれいで、光の暖かさと鉄の硬さを感じる面白い作品でした。



イメージは王蟲だそうです。
(その発想が個人的にツボだったことは胸中に秘めておいて・・・)
細かい足の部分などが作りきれなかったことを悔やみつつも、その悔しさをバネにまた作ってみたいと意欲を新たにする姿に胸を打たれた一品です。



ラストにこちら。
木をイメージした作品です。
なんとこの作品、よく観ると張り合わされた板の一枚一枚に木目のような模様が入っています。
細かい・・・!
鉄を熱したとき独特の七色の模様が形と合って、オシャレとセンスを感じるランプシェードでした。




チーズをモチーフにした作品や上から吊るすタイプ、鳥カゴの形をしたのや床に置いて使う背の高い作品など、他にも紹介しきれないほど沢山の個性的な作品ができあがりました。

完成した作品を緩衝材で包んで持ち帰るときの表情も笑顔で、ワークショップを楽しんでいただけたようでなによりです。

この体験が皆様にとって心に残るものになれたならば嬉しい限りです。
人生の中で選択をする際になにかのきっかけになれたならと思います。

まだ進路が決定していないひとも、一歩を踏み出して自分が後悔しない道を選び進んで下さい。
立体造形はいつだって応援しています。

そしていつか機会がありましたら、ぜひ遊びに来てください。
またひとつ新しい何かに出会った皆さんに会えることを楽しみにしています。


それでは、長々と最後までお付き合いくださいまして有難う御座いました。








因みに・・・・・・・おまけの一枚。

高校生の皆さんがランプシェード作りにいそしんでいるそのとき。
作業場に姿を現さない約一名、プロフェッサー西をこんなところで発見。

偶然高校生を学内案内していたデザイン科の生徒さんをナンパ立体造形に勧誘、アドミッションルームにて展示していた我らが一回生のBronze Casting展にご招待~。
デザイン科の先輩方や見学に来た高校生の方々にもブロンズを楽しんでいただけたようでした。

ではでは
今回のワークショップ開催にあたり、作業場の掃除含めお手伝いに参加した先輩方、先生方、春休み中にも関わらずお疲れ様でした。


 

2009 ま・と・め

こんにちは。

ご無沙汰してます。
服部です、
助手の鎌田です。

進級展、卒業制作展を終えまして
今年度の総括を、二人でさせて頂きたいと思います。



鎌田:各学年とも、発表するかたちで締めくくったわけですが、
服部先生は「発表する」ことについてどう思われますか?


服部:漢字の通り、内にあるものを「表」に発することだと思います。


鎌田:表に発する場については、どうお考えでしょうか、1、2回生は学内
3回生はギャラリー、4回生は美術館とそれぞれ発表したわけですが。

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/088edda2cda4320590455607edbc7956/1265815744 3回生進級展

服部:難しいですね。
授業での場というのはしたいこと全てが出来るとは限りません。
その中でいかにベストな場を作りだすか、
どのような場であってもしっかりと「魅せる」を意識することが大切だと思います。


鎌田:魅せるですか、確かにその意識を持つのは重要だと思います、しかしギャラリーや
美術館では、作品点数が多い分、持って行って置いた、というイメージがどうしても、
強くなってしまい、魅せるという意識をたもちにくい環境に感じましたが、どうでしょう
か?      

http://blog.cnobi.jp/v1/blog/user/088edda2cda4320590455607edbc7956/1265815518 4回生卒業制作

服部:「作品世界」
クオリティー・サイズ・位置など詰めどころは当然あると思います。
空間に共存する作品との関係性が作用しますので、最終的には
個だけだはなく全体の話にもなります。
ですが、その兼ね合いが発することの一つの「うまみ」でもあると思うのです。


鎌田:学生にとっては、うまみつまり経験になっても、第三者から観れば印象の薄い
展覧会になってしまう可能性もあると感じます、それは結局学生にとって「うまみ」
にならないのではないでしょうか。


服部:「うまみ」は発表者自身の糧となるものです。
1,2回生でその糧をしっかりと掴んで、3,4回生の学外の場で本領を発揮して欲しいと
思っています。
自身の成長・気付きが表現の可能性を広げると信じます。
我々がその種をどのように植えれるか。
身が引き締まりますが楽しみでもあります。


鎌田:う〜ん、学生にとっては成功も失敗も同じぐらい重要だということですね、バランス
については、注意しなければいけないと思いますが。
昨今では発表の場が美術館やギャラリーにとらわれず拡大していると感じます、これは学生
にとっても良いチャンスなので、是非とも視野を広げて挑戦して欲しいと思いますし、私達
もアドバイス出来る立場であることを心掛けたいです。


服部:そうですね。
我々も常に発することを怠らずに、背中で示したいです。
可能性を秘めた学生のために励みます!



我々の対談にお付き合い頂きましてありがとうございました。
これからも立体造形を学生と共に盛り上げて行けるように頑張ります。
どうぞ御期待下さい。

服部正志・鎌田祥平









井上久仁夫展 「文房具の使い方」

卒業生の井上久仁夫さんが個展を開催されます。





井上久仁夫展 「文房具の使い方」
会期:2010/01/26(火)-01/31(日)
GALLERY はねうさぎROOM2
時間:12:00-19:00(最終日は17:00まで)
作家在廊予定日:1/26(火)・31(日)

詳しくはギャラリーHPをみてください↓
http://www.haneusa.com/

◯願い◯

 皆さん

新年明けまして おめでとうございます。
本年もどうぞ宜しくお願い致します。

御無沙汰しています。

服部です。


今年は、全学年が集大成としての発表を致します。

1、2回生は学内で進級制作展を来週から
3回生はむろまちアートコートで26日から
4回生、院2回生は京都市美術館本館で27日から
院1回生はギャラリーフロールで12日から

と、この1月は楽しみの月となります。


皆精一杯その時に向けて作品を生みだしています。

願うことは、
後悔しない様におもいっきりやって欲しい。
それをすることに対して責任と覚悟を持って実現させて欲しい。

展示して終わりではなく、
会期中その作品と会話して欲しい。
そして、感じたことを次に生かして欲しい。

くれぐれも怪我には注意して欲しい。


おきばりやす


◯服部正志◯





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