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立体造形ブログ

京都精華大学立体造形研究室のブログです。

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◯ 絆 ◯

御無沙汰しておりました。
服部正志です。

ブログをしばらくお休みしていましたが、毎日学生に負けじと励んでおりました。
今日は、そんな日々の中で実感したことを書こうと思います。

私は、この立体造形の卒業生です。
幸せなことに、現在講師として毎週木曜日に学生と向きあう時間を過ごさせて頂いています。

久し振りに届いた展覧会の案内状がきっかけで、立体同期と話す機会がありました。
同期が教鞭をとる高校の教え子が、立体造形に在籍しており、その話をする中で、現在の様子を聞いた同期の笑顔がとても印象に残っています。
「立体に行って良かったんや。」と一言。
改めて責任の重さを感じた日となりました。
                                                  同じ時間を共にすごした仲間が、おなじく教えるという仕事をし、また再びこの立体造形で再会出来たことが本当に嬉しいです。
                                                  表現活動をしている中で、再び再会する先輩•後輩。                          現学生も含め、京都精華大学立体造形の絆を強く感じました。

決意新たに精華立体頑張ります。

明後日より始まる岐阜での個展を、まず最初のメッセージとして受け取ってもらえたら幸せです。

どうぞ宜しくお願い致します。

◯ 服部正志 ◯
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京都府知事賞✷受賞!!

元・立誠小学校で19日から始まっている
ArtsBar@Rissei京都学生芸術作品展2010で・・・

立体造形コース大学院生の並木文音さんが
京都府知事賞を受賞しました!!✿✿

展覧会は今週日曜日まで。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
http://rittai.blog.shinobi.jp/Entry/277/



京都の11の大学から100もの作品が大集結。
精華からは版画、陶芸、洋画、テキスタイル、映像の大学院生有志から
さらにプラン審査を通った、選りすぐりの作品が出品されています。
作品は、教室以外に、廊下や階段を使って学校中に展開。

賞を取った並木さんの作品は
教室の壁面いっぱい使った、大きな作品だそうです。

ぜひお越しください!!



京都芸術センターからお客さま✿そして食の話

先週、水曜日。

京都芸術センターのアーティスト・イン・レジデンスで京都に滞在中のアーティスト、
ノルウェー出身のベティーナ(Bettina Hvidevold Hystad)とスウェーデン出身のシモン(Simon Torssell Lerin)が立体造形コースにやってきました♫



↑始めに、彼らが今まで活動してきた話をスライドと共に聞きました。

↑今回の滞在で2人が着目するのは「食」。
特に北欧諸国と日本に共通して消費される「魚」をテーマにしたプロジェクトだそうで、
最終的に双方の調理法を融合させた新しい魚料理のレシピを作るのだそうです。


↑話の後、制作している工房を見学したいということで
各工房を案内して回りました。

彼らが学んでいた大学の工房よりも「広くてうらやまし~」とのこと。
せまい教室を15人ほどで分け合って使っていたそうです。

↑↑留学生のRebeccaが自身の作品を説明しているところ。


↑2人の行っていた大学でも同じような道具で木彫しているということです。
石彫の授業が彫刻科にはなく、石は職人など特別な場所でしか学べないのだそう。


↑お客さまが来ると、やっぱり新鮮☆彡ですね。


↑いろんな国でのレジデンスを重ねる彼ら。
西先生ともそんな話を。


2人の京都芸術センターでの展示は12月中旬に予定されています。

◎関連企画
Talk with Bettina & Simon」
2人の母国の食文化について写真を交えて紹介するとともに、京都で取り組むプロジェクトのプロセスについて語ります。
日時:11月27日(土)16:00-17:30
会場:和室「明倫」
参加無料・申込不要

2人が更新する「食」ブログも必見!
どれも美味しそう~・・レシピ見て作れますよ。
↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
http://residencekac.blogspot.com/

展覧会詳細分かり次第またアップします❄


~✿オマケ✿~
2人が帰った後、研究室にいた今村先生と森先生とで「食」の話に。
国だけでなく、各家庭によっても「食」文化に大きな違いがあるね~という話に。

今村先生の得意料理は中華料理、森先生は手巻き寿司をよく作るのだとか。
私の家でよく食べるピエンロー鍋というモンゴル料理は誰も知らず。
食べ方も、料理を少しづつ出しては食べる家、お酒を飲みながら食べる家、とそれぞれ。
食べることは生きることと同じこと。
各家庭の食文化の違いに興味がどんどんわいてきました❄


新学期はじまる!

月曜日から
後期授業が始まりました○*
教室に、一気ににぎやかさが戻ってきました。

1回生は鍛金の授業。
実習棟に響き渡る音がすごい!
耳栓を買ってきた人も・・・。


↑教えていただくのは稲垣大先生。
かっこいいです。


↑昨日は一日かけてMYハンマー作り。
頭の部分を、ヤスリで丸い形にしていきました。


↑金づちの頭の形によっては、小さな星のような模様をつけることもできるようです。


↑ずらり並んだ先生の作品です。


↑今回1年生が作るのは
手前右の真鍮の小皿と奥の丸い取手つきの皿と、手前左の壁掛けフック
最終的に真ん中の銅製のフライパンを作ります


↑今日は真鍮の小皿作りから。


2回生は陶芸コースに留学中。
代わりに陶芸コースの1回生が石を彫りにやってきました。
石を全員分割り出して行きます。
総勢25名分!

↑これから4週間かけて大理石を彫ります。



☆スペシャル☆
今期から留学生が3人もやってきました!


↑金髪ベリーショートの彼女は Rebbeca です。
イギリスのエジンバラから来ました。
大きな陶芸作品に取りかかるようです。


↑カメラを向けると照れ笑いの彼女は Leanora です。
イギリスのグラスゴーから来ました。
これから大きなシリコン型を取るようです。


↑今村先生と笑顔で話しているのは Adam です。
アメリカのNYから来ました。
粘土原型のための骨組みを作っています。

3人とも日本語があまり話せないので
どんどん積極的に話しかけてみましょう〜。
もちろん英語で。

4回生は卒業制作展がいよいよ迫ってきました。
気を引き締めてがんばりましょう!


ツジタ






Summer School② / 最終日

今日はいよいよ
サマースクール最終日。


↑作業は仕上げ磨きの段階へ。


↑砥石でツルツル磨きます。

↑ぐ・軍手が~・・・!
・・・ボロボロです。
石と一緒に指紋も磨いていってしまいます。


↑指、
またはさんでしまったようです。
イ、イタイ。。


↑なんと2つ目の石に突入。
奥にあるのが一代目。


↑水で洗い流しながら
彫るところを見極めていきます。


↑一番早く磨き作業に入っただけあって、
のみ痕はほぼ消えてきています。
汗だくになりながらの地道な作業です。

↑ハッ・・・よく見ると・・・
やっぱり軍手から指が出てます!

    
↑女子の中でちょっと流行っていた「ヨーグルファーム・おいしくってウッシッシ♪」

そしていよいよ!
出来上がった作品が並びます。


↑のみ痕を放射線状に残した作品。
彫る作業の中で、のみ痕の面白さに気付きそれを生かそうとしたと言います。


↑ずっと作品に触れながら、話しておられました。
丁寧に磨いておられたからか、作品への愛着を感じます。


↑モコモコした不思議なカタチになりました。
本人になんだか似ているような気が・・・。


↑最後、講評会のあと、
なんと修了証なるものが授与されました。
   
↑「お疲れさまでした~。」                         ↑こんな感じです。
「ありがとうございました~。」
と、ちょっと照れ笑い。(先生も)

講評会では、
「初め2日目でくじけそうになった。」
でもカタチが出来てくるにつれて、「どんどん楽しくなっていった。」
「またやりたい。」
「意外な割れ目がよかったりして発見があった。」
といった意見。

この一週間向き合ってきた自分と石との関係は、
自分となにか別のものとの関係であっても同じことかもしれない、
といった話も最後、ありました。



そして誰もいなくなった作業場。

暑い夏の一週間でした。
みなさまお疲れさまでした。




ツジタ

















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