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立体造形ブログ

京都精華大学立体造形研究室のブログです。

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●●鉄●●●合評●●

いよいよ本日
鉄、合評の日です。

昨年までの鉄の実習テーマは「昆虫」。
新たに
今年は2回生みんなで話し合って決めたテーマ「うつわ」。
自分たちで考えたテーマだけあってか、
作品と向き合う真剣な姿が見られました。

↓発想の源は「水面」


↓「人が1日の終わりに入るうつわ。家。」
↓本人曰く、人と関わりのあるものが作りたかったといいます。
↓ドア。


↓裏側を見ると、新聞受けと床に落ちた新聞が。
↓人の存在を感じます。


↓作品を設置する場所も作品の一部です。
↓山の中。木の根元。光。


↓「仲の良い友人とピクニックに行った時の楽しい時間、
↓自分が取りこぼしてしまいそうな大切な想いを入れたい」
↓という空っぽのギターケース。

気持ちは細部に宿ります。


↓受け取るものとしてのうつわ。
↓花束。


↓しっとりと湿った苔の上に置かれた作品。
↓「嬉しいときも悲しいときも入る、大事な空間であるベッド。」
↓20㎝ほどの小ささが、よけいにその存在の強さを際立たせます。
↓鉄という金属の冷たさよりも、「人の温もりを感じる」という意見が出ました。


↓なんとUSBが付いたゴミ箱。
↓「実際に自分で捨てないと捨てたことにならないゴミ箱。」
↓パソコン画面上の、想定された「ゴミ箱」とのギャップが面白い!


↓クジラ。
↓「打ち上げられてるクジラなんて見てられないよ。」
↓とは西先生の一言。


↓仮面。


↓大きな灰皿。


みんな、作品を前にして自分の思いを伝えようと、
一生懸命話します。

「見る側に想像の余地を残しておいてほしい。」と先生。

1から10まで全て伝えようと思うよりも、
自分の言葉では伝えきれない1を作る。
その思いを受け入れるための
「うつわ」。
改めて面白いテーマだったなーと思います。

みんな懸命に作ったので
合評が終わったときは先生たちもへとへとでした。

明日からまたがんばりましょう~◎


ツジタ



 

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鉄 うつわ たたくわ 削るわ 

2回生、課題
鉄で 「うつわ」 を作ります。
「うつわ」 の解釈はそれぞれ。
人も 「うつわ」 ととらえます。



たたく。
部品を作る。
組み立てる?



削る。



重くて持てない。



くっつける。(溶接)
いよいよ カタチが見えてき始めました。

5月中旬、合評予定!

ツジタ
 

立体造形コース1回生展覧会 Bronze Casting-最古の記憶-

続きましては1年生です。
1年生も今年から学内で展覧会を行うことになりました。
出品作品はブロンズ・鋳物の作品です。
展覧会タイトル「最古の記憶」は共通の作品テーマです。
力作を2年生の進級制作と一緒にどうぞ見に来てあげてください。




立体造形コース1回生 展覧会
「Bronze Casting-最古の記憶-」
会期:2010/01/15(金)-01/21(木)
時間:13:00-18:00まで
場所:京都精華大学内
   本館1F 教務課裏 アドミッションルーム

精華大学までのアクセスはこちら↓
http://www.kyoto-seika.ac.jp/access/index.php

1年生の授業風景・見えないものをかたちにする②

こんにちは、藤川です。
今日は朝からがっつり雨。
気温も急に下がった気がしますね~。

さてさて1年生、先日お伝えした宮永先生の授業が昨日合評会でした。
前回の日記はコチラ↓
http://rittai.blog.shinobi.jp/Entry/176/

昨日も冷たい雨の中、思い思いの場所に作品を並べて自分の作品についてプレゼンしている1年生たちを学内のいろんなところで発見しましたよ。
まだ全ての作品の合評は終わっていませんが、今回も写真中心で彼らの様子をお伝えしたいと思います。

まずは、下地からこだわって平面を仕上げた猪子くん。
見えないものは「フェチズムの解放」です。
下地ではタコの吸盤にこだわっていました。
作品の前で説明する猪子くん。



作品↓



次は横山さんの作品。
彼女の見えないものは「人間の内面」。
針金が人間の表面透かし、普段は見えないない内面をあらわしています。



みんなに作品を説明↓



こちら↓は長瀧さん。
彼女の見えないものは「電話の向こう側」。
携帯電話をかかえる女の子は本人でしょうか…?



↓まだちょっと未完成。



こちら↓は亀井さんの作品。
見えないものは「寒さ」。
山の中での光る作品は寒さよりも孤独やさみしい印象を受けます。



↓みんなで灯りを覗く。



≪その他はこんな作品がありました↓≫

見えないもの→「浮力」



説明をふんふんと聞く1年生。



見えないもの→「体温」
 


見えないもの→「国境」



見えないもの→「電波」



1年生は今日から学年最後の課題、鋳物実習が始まりました。
その模様はまた後ほど。
精華大学は明後日から入試なので、大学はお休みです。

 

1年生の授業風景・見えないものをかたちにする①

朝・晩はすごく冷えますねー。
もうすぐ紅葉の季節です。
こんにちは、アシスタントの藤川です。
今日は先週から行われている宮永愛子先生の授業の様子をご紹介しようと思います。

今年から集中授業で始まった宮永先生の授業。
前期は会田誠さんとコラボレーションして作品をみんなで作るというものでしたが、
後期はもっと個々で作品を作る課題のようです。

作品テーマは…、
 
 「見えないものをかたちにする」

空気や記憶、感情など、見えないものかたちに起こし作品をつくろうというもの。
どうしても、技術的な課題作品の追われがちな1年生。
頭をやわらくしないといけないこの問いにどんな答えを出したのでしょうか?
では、ほんの少しのぞいてみましょう。



こちらは教室の様子。
まずはメモ用紙に見えないものをみんなで書き出し、”見えないもの”を探っていきます。
壁にはみんなの思う”見えないもの”がずらり。




それを自分の制作ノートに落とし込んでいきます。
自分の「フェチ」や趣味について興味を持った猪子くんは、
タコの吸盤などの好きなものをミックスさせて今回平面を描くようですよ。



↑下地づくり中。



一方こちらは山の中…。
亀井さんは「寒さ」を作品にしたい、とのこと。
窓などに起こる結露と温かな光を融合させて作品が作れないかと試行錯誤中。

 

↑穴の中の仕掛け…。



↑「どうすれば~~…!」悩んでおられました。

一方、鉄工室の前では銅板を叩く井上さん。



「自分の名前を呼ぶ人の声」を木の葉に変化をつけて表現。
葉はこれから90枚以上つくるそうです。



↑これは先輩の声。



再び教室では、「浮力」を表現したいと船を制作中。
展示のときにはこのほかにいろいろ仕掛けをつくるようです。



その横では、横山さんが針金で人の制作中。
彼女は「人の本音」をテーマに人間の内面へと迫っていく作品をつくりたいとのこと。



↑すでに手は完成。



道のりはまだまだ長い…。

合評は学祭が終わった11月です!
またブログで完成した様子をお届けいたします。

ブログもしばらくお休みです!


 

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