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立体造形ブログ

京都精華大学立体造形研究室のブログです。

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冬の雨の日☂ファッション・チェック

今日はとても寒くなりました。
雨も降っていて、屋外で制作するにはツライ日です。

そんな厳しい天候から自分を守ってくれるのは、温かい服。
汚れ作業ながらも、独自の作業着ファッションに身をつつむ姿に注目してみました。


↑ふわふわの帽子。
無駄に余白が多い帽子ですねー。
500円で購入。パーカーは300円だそうで。


↑外でチェーンソーで大音量出しまくりの彼。


↑鮮やかな黄緑色のフリースはユニクロ。
作業着にはユニクロしか着用しない、というこだわりだそう。


↑変なTシャツ着た後ろ姿。
「ヤスジ」って書いてあるけど・・・誰?


↑正面は鼻血が噴き出してます。
「ヤスジ」の鼻血?


↑人体を塑像中の彼女の・・

↑イヤフォン✿♪
フリマで200円!


↑イギリスから来た交換留学生。
水色エプロンはインド製。
フェアトレードの店で購入したそうです。


↑作業机の上も下も本人もとてもカラフルです。


↑雨の日の今日は長靴も見かけます。
花柄のおしゃれ長靴、発見✿


↑こちらも長靴着用の男子。
脱いでもかわいい足袋ソックス。


↑石彫の竹股先生の帽子。
作業の時は必ずこの帽子をかぶるのだそうです。


↑西先生に自らの防寒着についてレクチャーする内田先生。


↑おしゃれ靴下に入れ込むパッチは、バイク用の本格仕様。
防寒だけでなく、防風も兼ねているシャカシャカのパッチです。

今日のオシャレ大賞は内田先生に決まりですね!
先生曰く、ヒートテックは汗をかくとさらに暑くなるので
作業には不向きだという結論に達したそうです。

みんなとっても安く購入したものを工夫しながら使っているのだな~ということがわかりました。
服を味方につけて、この寒い冬の作業を乗り切りたいですね。


 

ツジタ





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2回生:御影石の合評が終わりました。

 こんにちは。
紅葉も段々と終わりを告げ、木々が寂しさを纏い始めた12月。
こたつが恋しくてたまらない季節がやってきましたね。

九州は博多出身の私は、二度目の京都の冬に慣れること無くびくびくした毎日を過ごしています。
(サンタさん、こたつと雪見だいふくが欲しいです。)


というのは置いておいて、先日2回生は御影石の合評が行われました。
課題は“たまご”。
たまごから生まれてくるもの、生命力、生きていることを感じるかたち、といったテーマです。

石彫の授業は非常勤講師の竹股先生の担当になり、
ノミ、セットウ、石の表面を整えるビシャンという道具を使います。
さらにビシャンをかけたあとにヤスリをかけることで、自分の好みの仕上げをすることができます。
今回二回生は自分のセットウを手作りし、使用しました。
そうすることで自分の手にフィットするものを使うことができ、尚かつ愛着がわきます


一回生のときに大理石の授業があるので二度目の石彫、今回は御影石です。
よく墓石などに使われている石で、大理石に比べかなり固いものになります。
代々受け継がれているフレーズは「大理石が豆腐に見えるくらい、固い。」

この御影石、今回は黒、白、ピンクの三色を使用しました。
黒御影は磨くことで色が濃くなりますが白御影は若干灰色になるので、
白さを大切にしたければ磨かずにノミで表面を潰していくほうがいいなど、
それぞれ仕上がりに大きな違いが出ます。


それでは合評の方を覗いてみましょう。



左:竹股先生  右:たまちゃん

ひとりづつ自分の彫った石について、何を考えながら彫ったのか、
どこをどうしたかったのか、話していきます。

たまちゃんは二回生イチの石好き
進級制作でも石彫をする予定だそうです。
どんな石を彫り上げるのか楽しみです。

ちなみに今回の作品はこちら。


untitled

四つのたまごが集合したかたち、を彫ったもの。
黒御影は磨くことで強い艶と色とを放ちます。
右上の黒い部分が磨いたところ、若干白っぽく斑になっているところが磨いていない部分です。




こちら先生の意見を聞く村上くん。
石彫を専門に行っている竹股先生は、とても楽しそうに石のことを語ります。





学生同士、お互いの作品について意見を言い合う場面。
なんだか楽しそう。
何を感じていたのか、狙い通りにつくることができたのか、自分からはこう見えるけれど本当はどうだったのか、主観的になってしまう自分自身の考えと、客観的な皆の意見を交わすことのできる大事な時間です。





「触ってほしい」という考えを持って作られた作品。
磨かれた半円状の凹凸と、磨かれていない土台の部分ではまったく違う感触をもっています。





こちらでも作品をなでなで。
しかしこの作品は先程のものとは違い、全面を磨き上げたもの。
磨きのかかっているほんのちょっとの度合いによってもさわり心地は異なります。


完成作品をほんのちょっとご紹介。


title:せいめいの流出

THE、たまごフォルム。
この作品を彫った細見くんはとても器用で、いつも丁寧な仕事をしています。
ぴかぴかに磨き上げられた黒御影の表面に沢山走っている矢印は、力のかかる方向などを表しているそう。
大理石で台座まで作られている手の込んだ一品です。




untitled

ピンク色の御影石で彫られた球体の繋がった作品。
こちらは磨かれておらず、ノミやビシャンの跡を残した仕上げ方です。
繋がるかたち、寄り添うかたち、というイメージ。
この作品を彫っている最中、先生や友だちなどまわりの人々に応援され、支えられていることを実感した。
と話してくれました。
なんだかもごもごとしていて動き出しそう。
「このかたち難しい!」と言いながら、授業外の時間も熱心に彫っていた姿が印象的でした。



title:きみをみあげていたいだけ。

ただそれだけなんだ。
白御影、ビシャン仕上げの作品。
体操座りをして見上げている姿、に見えたなら、作者の意図も届くでしょうか。



固い固いと脅されてきた御影石でしたが、思っていたほどの苦痛ではなく。
大理石に比べサイズが小さくなったこともあり、より手の込んだ仕上げをすることができてやりがいのある素材であったのではないでしょうか。

今回の石彫をもって、素材による課題は終了しました。
二回生の今の課題は“進級制作”。
これまでの経験を生かし、自分の表現したいものを素材の制限なく制作することになります。


  

   
                                     イノウエ ジュリ

      Omake*SHOT



約一ヶ月前の石切り場(石彫を行うスペース)。
木野祭にて、我らが二回生の店舗が建っていました。



もちろん全ていちから手作り。

交換留学生の展覧会

現在、立体造形コースに3人いる留学生を含めた、
精華大学留学生展が20日(月)から始まります。

会場は大学構内。
違う文化圏で生活してきた学生たちが、
どんな作品を展開するのか、ぜひ見に行きましょう!




「The OUTSIDE IN」
交換留学生展

期間:12/20(月)~24(金)
場所:本館1階アドミッションルーム・情報館3階スペース「tatami」





彫刻者たちのアトリエ

立体造形コース4回生の3人が参加するグループ展の公開制作が
今日から始まりました!

京都市立芸術大学・京都精華大学・京都造形芸術大学の3大学から
9人の彫刻の公開制作、展示が行われます。



「彫刻者たちのアトリエ」

公開制作:12/1(水)~12/6(月)
展示:12/7(火)~13(月)
時間:12:00~17:00
場所:元立誠小学校
出展者:浦田ヒロアキ・北下弘市郎・雑賀通浩・春名祐麻
廣有利佳・深澤佳那江・堀健・山崎沙也佳・山口恵理奈

12/11(土) 座談会 14:00~16:00
     ワークショップ 13:00~17:00

展覧会ブログ
北下くんや浦田くんの制作中動画、見れますよ♪
↓  ↓  ↓  ↓
http://choukokuat.exblog.jp/

京都芸術センター✲ベティーナ&シモン展覧会

先日、立体造形にやってきたベティーナとシモンの展覧会が
いよいよ来週から始まります!



京都芸術センターのアーティスト・イン・レジデンスで京都に滞在中の2人。
ノルウェー出身のベティーナとスウェーデン出身のシモンが
「魚料理」に着目したプロジェクトに取り組んでいます。

初日12/11(土)には 北欧・日本ハイブリッド料理大試食会が開催されます!
どんな料理か、ぜひぜひ自分の舌で確かめに行きましょう~✿



「キョウト・ディナー・エクスペリメンツ―スカンジナビアの場合」展
ベティーナ・ヴィーデヴォルト・ヒスタッド&シモン・トルセル・レリン

会期:12月11日(土)-19日(日)
    10:00-20:00 会期中無休・入場無料
    ※11日のみ18:00-20:00、オープニング・イベントあり
会場:ギャラリー南

*オープニング・ディナー・パーティ*
展覧会初日に、約20名のプロジェクト参加者による北欧・日本ハイブリッド魚料理をインスタレーションの一部として展示します。展示された料理はみんなで試食します。あわせてアーティストおよびプロジェクト参加者によるプレゼンテーションも行います。ぜひお越しください。
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日時:12月11日(土)18:00
会場:ギャラリー南
 参加無料・申込不要
※来場者多数の場合、入場を制限させていただく場合がございます。予めご了承下さい。

本展は、3ヶ月にわたって私たちが京都の人々と出会い、一緒に料理をし、食卓を囲むという過程を経て実現されました。日本と北欧はともに、伝統的に魚を多く食す国ですが、その方法は大きく異なります。この点に興味を持ったことから、今回のディナー・プロジェクトは始まりました。
プロジェクト参加者と一緒に料理をし、お互いの魚料理のレシピを交換する、その上で彼らに、展覧会のために新しい「日本・北欧ハイブリッド魚料理」を作ってもらうことをお願いしました。
私たちは、このディナー・プロジェクトを通じて、ここでしか出会えない人々と出会い、そしてここでしかなしえないコラボレーションを作り出したいと考えました。
 プロジェクトの過程において、私たちの依頼に向き合った参加者ひとりひとりのアプローチが、この展覧会をかたちづくっています。
 こうして、このディナー・プロジェクトと展覧会は、いきいきとしたコラボレーションの場へと生まれ変わるでしょう。
―― ベティーナ&シモン
 
京都芸術センターHP              2人が更新する「食」ブログ
(2人の関連ページ)               ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓  ↓
↓  ↓  ↓  ↓  ↓                http://residencekac.blogspot.com/              http://www.kac.or.jp/bi/535          


ベティーナのHP                                           シモンのHP
↓  ↓  ↓  ↓  ↓                                       ↓  ↓  ↓  ↓
http://www.bettinahystad.com/              http://www.simonlerin.com/




 

 

 





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